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第14話「桜通りの吸血鬼」

side 真一


『三年A組! トーコ先生ーっ!!』

 今日から新学期が始まり、教卓では刀子先生が挨拶をしている。
 生徒側は三バカデルタフォースを中心として、今年も担任が刀子先生になったのを歓喜している。
 実際は担任が転勤でもしない限りは持ち上がりなのだから、刀子先生が担任になるのは当然といえる。
 なので、正直な話そこまで喜ぶことか? という気もしなくはないが水を差すのも悪いので黙っていよう。
 あまりの騒々しさに刀子先生は早速頭を痛めているが、俺の意識は今朝のエヴァさんとの会話へと飛んでいた。



「昨日の夜、16番佐々木まき絵を襲った」
「はぁ……何してるんですか!?」
「まあ聞け。私は半年前から吸血行動を繰り返し学園都市に吸血鬼の噂が流れるようにしていたんだが……まあ、これはただの布石に過ぎんがな。それで今回サウザンドマスターの息子に私の存在を気付かせるために、佐々木まき絵には魔力の痕跡を残した。全てはネギ・スプリングフィールドを誘い出し、奴の血を吸い、私の呪いを解くためだ」
「なんで俺に話したんです?」
「真一に私の邪魔をさせないためだ。お前は今日から居住区付近の警備のシフト入ってるだろ? 知らなきゃ魔力を感じたら絶対介入しようとするだろうからな」
「う……んー、言うこと聞いてもいいですけど、約束してくれたら見逃してあげます」
「む、生意気な……まあ良い、とりあえず言ってみろ」
「殺しは禁止で、ターゲット以外も必要以上に傷つけないことかな。特に木乃香ちゃんを傷つけたら許しませんよ。破ったらお仕置きです」
「お仕置きだと……貴様何時から私にそんなことできるようになった!?」
「別荘以外では基本的に最弱状態なんだから、現実世界で今の俺に敵う訳ないでしょ」
「チッ……仕様が無いな。飲んでやる……次の訓練を覚えてろよ」
「こ、怖いこと言わないでくださいよ。たぶん大丈夫でしょうけど、一応エヴァさんも気を付けてね」
「バカが……私がヘマするわけないだろう」
「えー、でも俺と戦った時も油断して、俺にそこ衝かれてましたよね」
「あ、あれは…………ええいっ、大丈夫と言ったら大丈夫だ!」
「はいはい……」
「くーっ」

「からかわれるマスターも可愛いです(ジー)」

 つくづくからかいがいの有る人だよな。……まあ後が怖いんだけどね。
 うーん、大丈夫って言ってたけど、割と油断多いんだよな……あの人。
 ネギ先生の実力は今一分からないし、万が一に備えて待機しておくかな。



side ネギ


『3年A組! ネギ先生ーっ!』

「えと……改めまして3年A組担任になりました、ネギ・スプリングフィールドです。これから来年の3月までの一年間よろしくお願いします」

『はーい。よろしくー!』

 教卓からクラスの皆さんを見まわしてみた。
 こうして見ると、まだまだお話してない生徒さん達も一杯いるなぁ。
 この一年間で31人全員と仲良くなれるかなぁ……

 ――ん?
 何だ!?
 この鋭い視線は?
 僕は視線の主を探ってみた。
 ぞくっ……

 ――あの娘は……
 出席番号26番エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルさん———
 囲碁部、茶道部……
 困ったときに相談しなさいってタカミチが書いてるけど……何者なんだろう?

 考えを巡らせていると、それを遮るようにノックする音が響いた。

「ネギ先生、今日は身体測定ですよ。3−Aのみんなも、すぐ準備してくださいね」

 しずな先生が身体測定を知らせに来てくれた。

「あ、そうでした。ここでですか!? わかりました、しずな先生」

 忘れてたよう……
 しずな先生に後でお礼言わなきゃな。

「で、では皆さん、身体測定ですので……えと、あのっ……今すぐ脱いで準備してください」

 あれっ!?
 クラスの皆さんが顔を赤らめてニヤニヤしてるぞ。
 何か間違えたかな?
 ハッ!?

『ネギ先生のエッチ~ッ♥』
「うわ~ん、間違えましたー」



side 明日菜


「ネギ君からかうとホント面白いよねー」
「この一年間楽しくなりそーね」
「あれー? 今日まきちゃんは?」
「……さあ?」
「まき絵は今日身体測定アルからズル休みしたと違うか?」
「まき絵、胸ぺったんこだからねー」
「お姉ちゃん、言ってて悲しくないですか?」

 ホントどうしたんだろ?
 まきちゃん昨日は元気そうだったのにな……

「ねえねえ、ところでさ最近寮で流行ってる……あのウワサどう思う?」
「え……何よソレ」
「ああ、あの桜通りの吸血鬼ね」
「えー何!? 何ソレー!?」
「何の話や?」
「知らないの? しばらく前からある噂だけど……何かねー満月の夜になると出るんだって寮の桜並木に……真っ黒なボロ布に包まれた……血まみれの吸血鬼が……」
「キ……キャーッ」

 みんなは興味深げにパルの話を聞いてる。

「まきちゃん、その謎の吸血生物にやられちゃったんじゃないかなー。血美味しそうだし」
「た、確かにまきちゃん美味しそやけど」
「いや、吸血生物じゃなくて吸血鬼」
「もー、そんな噂デタラメに決まってるでしょ。アホな事言ってないで早く並びなさいよ」
「そんなこと言ってアスナもちょっと怖いんでしょ~」
「違うわよ!あんなの日本にいるわけないでしょ」

 そう言って、私は黒板を指差した。
 黒板にはこのかが謎の生物の図解を書いてる。
 図解によると謎のチュパカブラは舌? で血を吸い、体長1~2mで凄いジャンプ力を持っているらしい。
 そんなの寮の近くにいたらビックリだわ……
 ん……?
 待てよ……
 でも、魔法使いネギがいるんだし、吸血鬼位いてもおかしくないか……?
 図書館島のこともあるしなー。

「その通りだな、神楽坂明日菜」
「え?」
「ウワサの吸血鬼はお前のような元気でイキのいい女が好きらしい、十分気を付けることだ……」
「え……!? あ、はあ」

 エヴァちゃんから話しかけてくるなんて珍しいわね。
 吸血鬼とかオカルトっぽい話好きなのかしら……
 そんなことを考えていると教室の外から亜子ちゃんの声が聞こえてきた。

『先生ーっ! 大変やーっ! まき絵が……まき絵がー」

「何!? まき絵がどーしたの!?」

 話しを聞いて私たちは保健室へと移動した。



side ネギ


 保健室に行くとまき絵さんはスヤスヤと寝ていた。
 一見外傷はないみたいだ。

「ど、どーしたんですか、まき絵さん!?」
「何か桜通りで寝てるところを見つかったらしいのよ……」

 桜通りで……?

「なんだ大したことないじゃん」
「甘酒飲んで寝てたんじゃないかなー?」
「昨日暑かったし涼んでたら、気を失ったとか……」

 ……いや、違うぞ!
 ほんの少しだけど……確かに「魔法の力」を感じる
 どういうことだろう? 僕の他にも魔法を使える人がいるのかな……?
 でも、図書館島以外でこんな力を感じたことはない……もしかしたら……!?

「ちょっとネギ、なに黙っちゃってるのよ」
「あ、はい、すみませんアスナさん。まき絵さんは心配ありません。ただの貧血かと……。それとアスナさん。僕、今日帰りが遅くなりますので、晩ご飯いりませんから」
「え……? うん」
「ええの? ごはん」

 魔法の力を持った何かがいるっていうなら、僕が皆さんを守るんだ!



side 学園長


 ワシは今魔法先生達から提出された報告書を読んでるのじゃが……
 ふむ……学園都市外部で不穏な動きありか……
 タカミチ君もおらんのに不味いのう。また大停電を狙われるんじゃなかろうか?
 じゃが大停電の日程は動かせんしのう……
 どれ……その日の警備担当は……
 んん、真一君と刹那君がおるの。
 タカミチ君がおらんのは痛いが魔法先生達とこの二人に、いざとなれば龍宮君にも応援を頼めば何とかなるかの。
 生徒に頼らなきゃならんのは、心苦しいがまた頑張ってもらわなければならんかもしれんな……。



side のどか

「吸血鬼なんてホントに出るのかなー」
「あんなのデマに決まってるです」
「だよねー。じゃあ先に帰っててね、のどかー」
「……本屋ちゃん、一人で大丈夫かな?」
「吸血鬼なんていないゆーたんアスナやろ?」


「フンフン。あ、桜通り……」

 ちょっと怖いな……

「か、風強いですねー。ちょっと急ごうかなー。こわくない~♪ ……こわくないです~。こわくないかも~♪」

 ひーん、あの噂もあるし何だか風強いし怖いよ~。

 急に強い風が吹いて、何かが落ちたような音がした。

「え……」

 物音がした方を見てみると街灯の上に噂通りの黒衣を着た何者かが立っていた。



side エヴァンジェリン


「ひ……」
「27番宮崎のどかか……悪いけど少しだけその血を分けてもらうよ」
「キャアアアアアッ」
「待て—っ」

 宮崎のどかの悲鳴を聞きつけた獲物がやってきた。
 真一と約束したから殺しはせんが、ネギ・スプリングフィールド……貴様の血を頂くとしようか。

「僕の生徒に、何をするんですかーっ!! ラス・テル マ・スキル マギステル 風の精霊11人、縛鎖となりて、敵を捕まえろ 『魔法の射手サギタ・マギカ 戒めの風矢アエール・カプトゥーラエ』!!」
「いきなりか……『氷楯レフレクシオー』」

 私は触媒を投げ、『氷楯レフレクシオー』を発動させ、奴の魔法を跳ね返した。
 だが、予想外の威力に手の指に少し傷を負ってしまった。

「僕の呪文を全部跳ね返した!?」
「驚いたぞ、凄まじい魔力だな……」
「えっ!? き、君はウチのクラスの……エヴァンジェリンさん!?」
「フフ……新学期に入ったことだし、改めて歓迎のご挨拶と行こうか、先生。……いや、ネギ・スプリングフィールド。10歳にしてこの力……さすがに奴の息子だけはある」



side ネギ


 え!? 「奴の息子」って、この人ボクのお父さんのことを知ってるのかな……?

「な、何者なんですか、あなたはっ!? 僕と同じ魔法使いのくせに何故こんなことを!?」
「この世にはいい魔法使いと悪い魔法使いがいるんだよ、ネギ先生。『氷結フリーゲランス 武装解除エクサルマティオー』!!」
「うわあっ」
抵抗レジストしたか、やはりな……」

 そ、そんな……
 エヴァンジェリンさんが犯人で、しかも魔法使いだなんて!?
 それに、いい魔法使いと悪い魔法使いがいるだって……!?
 世のため人のために働くのが魔法使いの仕事のはずだろっ!

「宮崎さん大丈夫!? ……って、わあっ」

 宮崎さんの方を見ると服が吹き飛んでいた。
 咄嗟に魔法は防御したけど、宮崎さんは守り切れてなかったよう。

「何や、今の音!?」
「あっ、ネギ!!」
「あうっ、いえあのこれは……」
「あんた……それ……・!?」

 わああああっ!?
 アスナさんにこのかさん……
 どーして此処に!?

「ネ、ネギ君が吸血鬼やったんか~!?」
「ち、違います。誤解ですー」

 あっ、エヴァンジェリンさんが逃げる!?

「ま、待てっ!!」
「え……今のは……?」
「アスナさん、このかさん。宮崎さんを頼みます! 身体に別状はありませんから。僕はこれから事件の犯人を追いますので、心配ないですから先に帰っててください」
「え、ちょっとネギ君……」
「じゃあ!」

 宮崎さんを二人に任せて、僕はエヴァンジェリンさんを追い始めた。



side 真一


 エヴァさん達の様子見ようと思ってたけど、何処で仕掛けるか聞いていなかった。
 そのため寮付近で魔力の反応を探っている所だ。
 ん……!?
 これはネギ先生の魔力……この方向……桜通りか!?
 俺は桜通りへ向かおうと走り出したが、横合いから現れた異形の魔物――鬼の奇襲を受けた。

「ガアアアアアッ」
「な!? 何でこんな寮の近くに鬼がいるんだ!?」

 鬼の棍棒による上段からの一撃を躱し、ステップを駆使して間合いを離し体勢を整えた。
 ふう……数は三匹か……
 三匹の鬼は意味を為さない咆哮を上げている。
 言語を扱えないところから、低級の鬼だとわかるが現れた場所が問題だった。
 学園都市内に侵入を許し、一番安全を確保しなければならないはずの学生の居住区にまで侵入されてしまった。
 くそっ……
 タカミチさんがいないからって、こんなに簡単に侵入を許すなよな。
 桜通りも気になるから、速攻で片づける!!
 俺は朝霧を抜き放ち、直線状に並んだ二匹に切りかかった。

「はぁ! 神鳴流秘剣 百花繚乱!!」
「グアアアアッ」

 二匹の断末魔が響き渡る。
 その直後返す刀で残る一匹を一刀のもとに切り伏せた。

 鬼の消滅を確認し、桜通りへと向かった。

 魔力を感じた場所に着くと、このちゃんと明日菜さんが気を失ってるらしい宮崎さんを介抱していた。

「二人とも何かあったの?」
「あ、真一君……そ、それが私たちが来たときにネギが裸の本屋ちゃんを抱きかかえていて、それから……」
「噂の吸血鬼———のどかを襲った犯人を追いかける言うて、もの凄い速さで走っていってもーたんや」

 とりあえず宮崎さんに上着を掛けてあげた。
 緊急事態だからか、このちゃんの激しいツッコミなどは無かったけど、流石に目のやり場に困るからな。
 聞いた話と状況証拠から簡単に整理してみる……・
 たぶんエヴァさんが宮崎さんを襲って、それを見たネギ先生が介入し、エヴァさんの『武装解除』辺りを受けた 所で、このちゃん達が現場に駆け付けた。
 その後逃げたエヴァさんをネギ先生が追いかけたって所か。

「真一君、私ネギを追うからこのかと本屋ちゃんをお願い」

そう言うと明日菜さんはネギ先生が向かった方向へと走って行ってしまった。

「それじゃあ俺達は宮崎さんを部屋まで運ぼう」
「わかったえ」

宮崎さんをおんぶして、寮へと向かった。
エヴァさん、ちゃんと約束は守ってくださいよ……



side エヴァンジェリン


「いた!」
「速い、そういえば坊やは風が得意だったな」

 追いつかれそうだったので、私は空へと飛びだした。
 魔力不足で身体能力を強化できんのが痛いな。

「待ちなさーい! エヴァンジェリンさん、どーしてこんなことするんですかー! 先生としても許しませんよー!!」
「はは、先生……奴のコトを知りたいんだろ? 奴の話を聞きたくはないのか? 私を捕まえたら教えてやるよ」
「……本当ですね」
「フフッ」
「ラス・テル マ・スキル マギステル 『風精召喚エウォカーティオ・ウァルキュリアールム剣を執る戦友コントゥベルナーリア・グラディアーリア』!!」

分身!?
いや精霊召喚か……

「『捕まえてアゲ・カピアント』!!」

 風の中位精霊による複製コピー……
 しかし8体同時召喚か!!
 なるほど、10歳とは思えん魔力だ……私は魔法薬を投げ応戦した。
 5体消滅させ、さらに突っ込んできた1体を消滅させた。

「追いつめた! これで終わりです。『風花フランス 武装解除エクサルマティオー』」
「!!」

 私は黒衣を吹き飛ばされ、下にあった建物へと着地した。

「こ、これで僕の勝ちですね。約束通り教えてもらいますよ。何でこんなことしたのか。それに……お父さんのことも」
「お前の親父……すなわち『サウザンドマスター』のことか。ふふ……」

 完全に勝ったつもりのようだな。
 ふふ……

「と、とにかく!! 魔力もなくマントも触媒もないあなたに勝ち目はないですよ!!素直に……・」
「これで勝ったつもりなのか? さあ、お前の得意な呪文を唱えてみるがいい」

 ふふ……茶々丸いいタイミングだ。行け!!

「ラス・テル マ・スキル マギステル 風の精霊11人、縛鎖となりて、敵を捕まえろ『サギ……』あたっ」

 茶々丸は一気に接近すると坊やへとデコピンを放った。
 って、デコピンってなんだ。
 茶々丸も真一との約束を守ってるということか。

「あたた? えっ、あれ!? き、君はウチのクラスの……」
「紹介しよう私のパートナー3−A出席番号10番『魔法使いの従者ミニステル・マギ』絡繰茶々丸だ」
「ええ~!? 茶々丸さんがあなたのパートナー!?」
「そうだ、パートナーのいないお前では、私には勝てんぞ」
「な……パ、パートナーくらいいなくたって……風の精霊11人……」

 坊やが魔法を詠唱しようとすると、茶々丸は間合いを詰めた。
 そして頬を抓ったり、突っ込みをいれたりして詠唱を妨害した。

「な……」
「驚いたか。元々『魔法使いの従者ミニステル・マギ』とは戦いのための道具だ。我々魔法使いは呪文詠唱中、完全に無防備となり攻撃を受ければ呪文は完成できない。そこを盾となり、剣となって守護するのが従者ミニステルの本来の使命だ。つまり、パートナーのいないお前は我々二人には勝てないということさ」
「そそそ、そんな~!? 知らなかったよ~」
「茶々丸」
「申し訳ありません、ネギ先生」
「うぐっ」
「マスターの命令ですので」
「……ふふふ。ようやく、この日が来たか。お前が学園に来てから、今日という日を待ちわびていたぞ……。お前が学園に来ると聞いてからの半年間、ひよっこ魔法使いのお前に対抗できる力をつけるため、危険を冒してまで学園生徒を襲い血を集めた甲斐があった。これで奴が私にかけた呪いも解ける……」
「え……の、呪いですか……!?」
「そうだ真祖にして最強の魔法使い、闇の世界でもおそれられた、この私がなめた苦汁――私はお前の父、つまりサウザンドマスターに敗れて以来、魔力も極限まで封じられ、も~15年間もあの教室で日本のノー天気な女子中学生と一緒にお勉強させられてるんだよ!!」
「え……そんな……僕知らな……」
「このバカげた呪いを解くには……奴の血縁たるお前の血が大量に必要なんだ。悪いがギリギリまで吸わせてもらう」
「うわあ~ん、誰か助けて~っ」

 真一と約束したからな……
 殺しはしないがギリギリまでは吸わせてもらう。

「コラーッ! この変質者ども——っ!!」
「……ん?」
「ウチの居候に何すんのよーっ!!」
「あ……」
「はぶぅっ」

 な!?
 何だ、この力は……!?
 私の障壁を突破しただと!?

「か、神楽坂明日菜!!」
「あっ、あれー?あんた達ウチのクラスの……ちょっ、どーゆーことよ!? ま、まさかアンタ達が今回の事件の犯人なの!? しかも二人掛かりで子供を虐めるような真似して――答えによってはタダじゃ済まないわよ!」
「ぐっ、よくも私の顔を足蹴にしてくれたな神楽坂明日菜……お、覚えておけよ~」

 ちっ、思わぬ邪魔が入ったが、坊やがパートナーを見つけていない今がチャンスである事には変わりない……・
 次の満月まで……いや、大停電までお預けか……
 覚悟しておきなよ、先生――いや、ネギ・スプリングフィールド。
 フハハハハハハ……!
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非公開コメント

居住区に侵入されちゃうとちょっと嫌な感じですよね。まだ大停電ですらないのに。

Re: タイトルなし

ホントですね。
偶々、真一が遭遇したからいいものの、この作品の設定で真一が遭遇しなかったら木乃香と明日菜がやばいことになってた可能性もありますからね。
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Author:アイン
小説家になろうでも活動中のアインです。趣味で書いた小説をまったり載せていきます。

よろしくお願いします。

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